泉山磁石場

2020年撮影 国指定史跡 佐賀県西松浦郡有田町泉山 いずみやまじせきば 有田大公孫樹(ありたおおいちょう)

17世紀初頭、朝鮮人陶工 李参平(日本名:金ケ江三兵衛)らにより、この泉山で磁器の原料である良質で豊富な陶石が発見され、日本で初めて磁器の大量生産に成功しました。当時の有田皿山は、内山、外山、大外山に区分され、石場(当時は土場と表記)の陶石の使用も区別されていました。中でも、大川内山にあった御用窯(鍋島藩窯)で使用するものは御用土と呼ばれ、最高級の原料を使って製造されていました。泉山磁石場は、国内諸大名などの賞賛を浴び、欧州各地の人々を魅了した有田焼400年の歴史を支え続け、昭和55年に国の史跡(一部)に指定されました。現在、ここでの採掘は、ほとんどなくなり、より使いやすい熊本県・天草の陶石などを使って、有田焼は作られています。

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