城の古址(しろのこし) フリー写真素材
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城の古址(しろのこし) フリー写真素材

城の古址(しろのこし)

夫婦川町にある春徳寺の後山は、“城の古址(しろのこし)”と呼ばれている。そこは、長崎甚左衛門純景(すみかげ)氏の城砦があったといわれ、現在でも石垣などが残っている。

しろのこし

 

美しい娘・お竹の悲恋物語を秘めた城の古址の龍頭巖

長崎市夫婦川町の春徳寺の裏山にある“城の古址(しろのこし)”の大岩“龍頭巌”には、お竹という美しい娘の、次のような悲恋物語が秘められています。

この近くに笛が上手なお竹という名の娘が住んでいて、毎日夕暮れになると龍頭厳のあたりで笛を吹いていました。ある日、そこに美少年が現われ、末は夫婦に…と心に決めていましたが、美少年には言い交わした仲の娘がいました。落胆した娘は山奥に誘い込まれるように姿を消します。数日後、お竹は龍頭巌の上にぼんやりと立っており、医者もお手上げの奇病で床につきます。そこで祈祷師にお祓いをしてもらうと正気に戻りますが、ある日、その祈祷師が龍頭巌のそばで大蛇の化身と見て取れる一人の武士に出会い、一喝すると武士の姿はかき消えました。その日から、その龍頭巌を竹で叩くと「タンタンタケジョ」という音が出るようになったということです。
この伝説を取り入れた歌があります。

 

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