写真をとろう
きれいな写真を欲しいのなら、DP店を選ぼう

どんなに上手に撮影しても、ネガフィルムならプリントしてみなくてはならない。このプリントをしてくれるところが、実は一番大事なのだ。

現在のDP店は、自家現像といいコンパクトになった自動現像、自動プリントの機械でプリントしてくれる。これまでDP店は、フィルムの受け渡しが主な業務だったのだが、もっと利益の上がり、スピードのある自家現像方式に切り替えている。

考えてもみて欲しい。全て機械任せで、専門家がいなくても基準範囲で仕上げてくれるのだが、それは、各メーカーごとで設定が微妙に違う。更にペーパーの事がある。現在プリント0円などの看板が多く見かけるが、すでに写真現像業は過当競争の時代に入っており、プリントペーパーは、格安の輸入品を使う店がほとんどである。微妙な色の違いや濃淡は機械任せで、現像液を入れ替えた直後や、ペーパーの種類が変わったときなど、おなじ店でもかなり色が違うのだ。更に微調整でも、調整する人の主観が入る。人間というのは好みの色というのがある。その人の判断で色が決まってしまう。

一度ネガだけもって、いろんな店に出してみると良い。各店ごとに色が違うというのがはっきりわかるだろう。

プロはどうしているかというと、近所のDP店には、まず出さない。色のばらつきが多すぎるのと、こちらの注文をさばききれないからだ。普通、プロ用プリントを焼けるおなじみの現像所に出す。多少値段は高くても、焼く人や、機械に安心できるからだ。又、濃度の指定もなるべくこちらから指示を出す。そうやって出来上がったプリントさえ、ベストの状態で仕上がるのはまれである。

それほどプリントは難しい。


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