写真をとろう
写真がうまくなるにはどうしたらいいのか

いい写真を撮るための一番の近道は数をたくさん撮ることである。
プロとアマの一番の違いは機材の差ではない。それは量なのである。
今のカメラはシャッターを押せば誰でも、ちゃんと写る。高級一眼レフと呼ばれているカメラでも、ピントも絞りも自動の設定が有るので、カメラの設定や操作に苦労して写したという話はしない。
問題は、いい写真を撮る方法だ。いい写真というのを器材や技術だけでは撮るのは、至難の業なのだ。

子供を撮るとしよう。シャッターを押せば写るんだからただ押せばいい。そうすれば自動的に写る。しかし、「さあ、撮るよ。はいピース。カシャ。」では、本当にいい表情が撮れているかどうかプリントが出来るまでわからない。そこで、もう一枚声をかけて撮る。するといい写真が撮れる確率が倍になる。もう一枚撮れば更に倍。プロだつて、一生懸命シャッターを押しても、確実にいい表情が撮れているかなんか確信を持って言い切れることなどない。いい写真が撮れているかどうかなんて言うのは運任せなのである。しかし、プロは撮影している数が違う。すなわちプロはいい写真に出会う確率が桁外れに高いのである。
いい写真というのは、技術を越えたところにエッセンスがある。それがわかっているからこそ、技術よりも数に頼るのだ。それが本当の事なのだ。

数を撮ること。

これが最高の近道だ。しかしこれは出来そうで出来ないことなのだ。


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