写真をとろう
人間を綺麗に撮りたい

こいつは特に難問だ。
最初に、写真は素材が命と書いた。 ここで一番の難関は総ての人が美男美女ではないという事だ。 人間といっても女性、男性、子供、大人、老人、家族など様々だ。

美男美女は、比較的簡単だ。ただ撮るだけで美しく写る。

しかし美男美女の範疇から少し外れた人達を撮るにはどうしたらいいだろうか。
そんな難問を見事にこなしている所がある。それは 写真館だ。写真館で撮ると不思議とそれなりに写ってしまう。色んな写真術のたまものなのだが、ひとつ代表的な写真術を公開しよう。
それは、写真館の光の当てかただ。
 写真の光で代表的なものは「レンブラント光線」といい、斜めから当たる光がベストとされている。
*レンブラントとはオランダの画家で17世紀にアムステルダムで活躍した人だ。この絵画が写真館のライティングの基本となっているのだ。 肖像写真はこの「レンブラント光線」で撮る場合が多い。全体的に暗くし、斜めからの明かりで人間をドラマチックに浮き上がらせる。こうすると大体格調高く写るのだ。更に、バック紙の使い方、ポーズの付け方、総てにその写真館の術が取り入れられている。

しかし、これらはプロの技だ。一般の人には何の参考にもならないだろう。やはり、こういう場合は写真の原点にもどろう。素材を美しくしてやればいいのだ。
綺麗な場所を選ぶ事。

背景が美しい事は大切だ。

そして、洋服なども気を使いたい。

そして一番大切な事は、人物が一番輝いている状態にする事だ。

それは殆どの場合「笑顔」である。笑顔を撮る事は何にもまして重要だろう。以上の事に気をつけると今までより、確実にいい写真がとれるだろう。


*(バロック的構図・明暗表現を用い、人間の深い精神性を表現。特に光と影の微妙な諧調にすぐれている。肖像画・宗教画・風景画などにすぐれた作品を数多くのこす。)


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